車検を受ける際の注意点って何?安全で安い業者の見つけ方もご紹介

愛車を公道で走らせ続けるために、一定期間で更新する車検。よく理解せずに車検が切れる直前でアタフタしてしまったり、料金が思いのほか上がってしまったりしたことがある人も多いでしょう。

本記事では、車検をするときに忘れてはいけない注意点をご紹介します。こちらを参考に、余裕をもって車検に通してください。

 

車検を受ける際の注意点

まずは、車検を受ける際の注意点を紹介します。注意点をしっかりとふまえれば、車検時のトラブルを危惧することなくスムーズに通過できるでしょう。

 

業者をひとつに絞って決めてしまう

車検業社を複数検討するのは面倒だと思い、ひとつの業者に決めてしまうのは危険です。そもそも、ほかと比較しないとその業者が本当に安全なのか、よりよい選択があるのかさえもわからないでしょう。価格・精度・親切さの見極めなしに最適な車検はありえません。

リスクを前に、「車検を何度も経験しているから」といって、すぐに決めてしまうのはよくありません。現在ではWebページで大体の金額を把握できるものもあります。悪徳業者に引っかからないために、必ず複数の業者を検討しましょう。

 

ギリギリになって車検を申し込む

車検の申し込みがギリギリになったり、満了日を過ぎてから車検を行うことになったりすると、さまざまなデメリットが生まれてしまいます。

まずギリギリに予約すると、希望日に車検を受けられない場合があるでしょう。業者も日々多くの顧客に対応していますので、満了日に近づいてから急に車検を依頼したい、といわれても対応できないことがあります。

さらに、申し込みが遅れたことで満了日以降に車検をすることが決まった場合は、満了日~車検終了まで車に乗れません。車検がはじまらないと代行車を借りることもできず、どうしても必要な場合は割高なレンタカーを借りなければならなくなります。混雑度をチェックしながら、1ヶ月前を目安に車検の申し込みができるといいでしょう。

 

車検の有効期間を間違える

実は、車によって車検の有効期間は異なります。どんな車種でも3年だと思っていた方は注意が必要です。知らず知らずのうちに車検の期限が過ぎているかもしれません。

車検の有効期限は、ざっくり説明すると「新車は3年」「中古車は2年」です。中古車は使用されている期間が長いので、必然的に多くの点検を必要とします。そのうえ中古車は、購入時に「車検あり」か「車検なし」かを確認することも大切です。

車検がない場合は購入と同時に車検を受けるため、2年間の有効期間をきちんと把握できます。一方で車検がすでにあった場合は、その有効期間を覚えておかなければなりません。いつの間にか車検が切れることがないよう、車検シールや車検証をチェックしておきましょう。

 

安全で低価格な業者選びのコツ

安全で低価格な業者に出会うためには、どのようなポイントを意識すればいいのでしょうか。基本料金だけに注目して、結局予算を超えてしまったという場合もあります。以下のコツを覚えて、最適な業者に車検を依頼しましょう。

 

基本料金だけで判断しない

先ほど挙げたように、基本料金の安さだけで業者を決定してしまうと、本当にお得な業者を見つけることはできません。なぜなら基本料金の定義は定まっておらず、業者によってその範囲が異なるためです。

手数料をはじめとした諸追加料金を含む金額を「基本料金」とする場合が一般的ですが、なかには検査料や点検料を一切除いて「基本料金」とうたっていることもあります。考えなしに契約するのではなく、むしろ安すぎるときは追加料金の有無をしっかり確認しましょう。

 

過剰なサービスがないかチェックする

業者によっては、過剰サービスによって必要以上の金額を請求してくることもあります。過剰サービスは大きく「あくどいタイプ」と「サービス精神旺盛タイプ」に分けられます。

「あくどいタイプ」は本来整備しなくてもよい項目を必要以上に追加し、過剰な車の整備を提案してくる業者のことです。車検の基準を把握していない人からお金を巻き上げる、まさにあくどい商法です。

一方で「サービス精神旺盛タイプ」は、車を自宅から車検の会場まで運んでくれるといった親切な業者を指します。決して悪徳業者とはいえませんが、低価格な業者を選ぶうえではカットしたい過剰サービスです。

 

無許可で追加整備を行っていないかチェックする

見積もりにない過剰な整備を無許可で行ったうえに、その料金を請求してくる業者も存在します。この場合は、実際に車検が終わってからでないと判断できません。

しかし車検前の相談の時点で、部品交換やその必要性をうやむやにしたり、契約側に選択権のない整備があったりと、強引なところは見分けられます。あくどい業者にあの手この手で金額を上げられないよう、相談には細心の注意を払いましょう。

 

まとめ

本記事では車検の際に覚えておきたい注意点や、安全で低価格な業者を見つけるためのコツをご紹介しました。なにかと手間のかかる車検ですが、愛車と長い間ともに過ごすには欠かせない点検です。車検の申し込みや期限にも気を配って、スムーズに車検を通過しましょう。

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