車検に通らない原因はどこ?通らなかったときの対策方法なども解説

車検に通らない原因はどこ?通らなかったときの対策方法なども解説

車検に通らないと公道を走ることもできないため、一度でも通らないと大変です。しかし車検自体は難しい審査ではなく、日常的にメンテナンスをしている方には簡単な審査でもあります。もしメンテナンスが難しいなら、プロの力を借りる方法もあります。まずは原因を解明して、審査に受かるようにしてみましょう。

本記事では、車検に通らない原因や、通らなかったときの対策方法について解説します。車検が通らないと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

車が車検に通らない原因とは?

車検は事故を減らすためにも必要な検査ですが、無事通るとは限りません。なかには「改造もしていないのになんで通らないの?」と、疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。車検は改造だけでなく、故障などの不具合がある場合にも不合格となります。

以下では、車が車検に通らない原因をいくつかご紹介しましょう。

 

タイヤのすり減りが原因

タイヤは車の必需品ですが、走行距離が長いほど摩耗してしまいます。タイヤにはスリップサインと呼ばれる溝があり、これがタイヤのすり減り度を表しています。車検に出すなら、まずスリップサインの溝が1.6mm以上あるかを確認しましょう。

溝が浅すぎると、走行中にスリップする危険性があり、不合格になります。また溝のすり減りを無視して公道を走れば、警察から違反車両として捕まる可能性もあるので気をつけましょう。

 

穴やサビがみられる

マフラーに穴が開く原因の多くは、サビによるものです。マフラーに穴が空いてしまうと、溶接工事などで穴を塞がなくてはなりません。また、穴が空いていなかったとしても、サビの範囲が広範囲にわたる場合は不合格となります。サビの箇所が結合部分にある場合は、とくに注意が必要です。

 

ひび割れや動作不良がある

ヘッドライトやブレーキランプなどにひび割れがある場合も、車検で落ちる可能性大です。もし光が外に漏れ出すなどの症状があらわれた場合は、すぐに交換しましょう。ライトのひび割れには、リペア剤を使ってのセルフ修理も可能です。ただ安全面から考えると、プロに任せたほうが安心できます。

 

違法な改造をしている

車検に通らない代表格ともいえるのが違法改造です。とくに改造して車高が変わっている場合は、注意しないといけません。車検に通るためには、最低地上高が9cm以上と決められているからです。

車高を計るには、「空車状態」「空気圧が適切か」などに注意しましょう。車高の基準は、地上面から車のもっとも低いところまでの垂直距離です。巻き尺などで計っておきましょう。

 

オイル漏れがある

オイルが漏れている状態だと危険度も上がり、車検が通らない原因になります。オイルは潤滑油としての働きがあるため、漏れているとエンジンが焼き付くなどの可能性があります。

とくにエンジンルームと下回りは念入りに確認されるので、車検に出す前にオイル漏れがないかチェックしておきましょう。

 

点検方法が正しくない

車検の費用を抑えようと、セルフで点検(ユーザー点検)をする方も多くいます。ただしユーザー点検の場合、慣れないうちは不備がみつかる可能性が高くなります。再検査になると、せっかく費用を抑えたのも台無しです。検査に自信がないなら、業者に依頼したほうが費用も節約できるでしょう。

 

車検に通らなかったときはどうする?

自分では問題がないと思っていても、いざ車検を受けたら不合格だったという方も少なくありません。車検に通らない場合は、再検査が必要になり費用もかさんでしまいます。そのため、車検が不合格になった原因を改善することも大切です。

 

車検の再検査を受ける

車検に落ちた場合の対策法として、再度車検を受けることも可能です。再検査を受ける方法は、「当日中に再検査を受ける」と「15日以内に改善する」があります。車検は1回申請すれば、当日中に3度まで車検を受けることが可能です。

もしその日のうちに改善できれば、費用もかからずに済むので、原因は早いうちに確認しましょう。当日中の再検査が難しいときは「限定自動車検査証」が発行され、15日以内を限度に再検査が受けられます。

検査証が発行されれば、車検に通らなくても公道を走ることが可能です。車を自分で運転して業者に依頼できるのはメリットでしょう。

 

構造変更許可をもらう

車の改造などで指定の部品を使っていないときであっても、車の安全性が確認できれば車検が受かる可能性が高くなります。その場合、構造変更申請が必要となり、申請が通れば改造車でも公道を走ることが可能です。

もし改造した車でも車検に通りたいのであれば、同程度の基準を満たす構造変更許可を取っておきましょう。

 

車検に必要な書類とは?

車検は不合格者がいることで、難しい審査と思われがちです。とはいえ普段からメンテナンスを行っていれば、それほど難しい審査ではありません。車検に通りたいなら、書類もしっかりと準備しておきましょう。

 

書類がない場合はすぐ再発行

車検に必要な書類は以下のとおりです。

  • 車検車証
  • 自動車納税証明書
  • 自賠責保険証明書
  • 印鑑

上記のものを紛失したときは、すぐに再発行の手続きをしましょう。再発行先は、軽自動車なら軽自動車検査協会に依頼すればOKです。紛失しがちな自動車納税証明書も、大切に保管しておきましょう。

 

再車検の必要がない場合は?

もし車が廃車同然なら、再検査に出して余計な費用がかかるよりも、手放したほうがお得なケースもあります。再車検の手続きが面倒なときには、車を売るか業者の力を借りて廃車にしてしまいましょう。

車を売った金額で新しい車を買えば、次回の車検まで日数も稼げます。もし売れないほどひどい車は廃車にするしかありませんが、業者によって費用に差がある点には注意しましょう。

 

まとめ

今回は車検に通らない原因や、車検に通るための対策などをご紹介しました。車検は不合格になる場合もあるため難しく思われがちですが、実は簡単に通る審査です。日常的にメンテナンスを欠かさず、不具合は早急に対処しましょう。車検に通らないときには、まず原因の追究が大切です。

もし車検に通らない原因が不明の場合は、ぜひ一度「株式会社徳満晃純商会」にご相談ください。提携会社へ依頼をし、車検に通れるようアドバイスをいたします。ご用命の際はお気軽にお問い合わせください。
車検・修理・廃車もトータルで事業を行っております。

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